口コミという伝染病②
口コミ伝染病―お客がお客を連れてくる実践プログラム
顧客満足度を上げれば、お客は感動してしゃべってくれる、友達を紹介してくれる。決して間違いではない。しかし・・・ p.155
ビジネスの基本のい〜っぽ!!
神田昌典氏曰く、
”口コミに対する典型的な会社のアプローチは「顧客満足度を上げていけば、お客は感動してしゃべってくれる、友達を紹介してくれる」ということだ。決して間違いではない。
しかし、それは一頭一頭の羊を、棒で追いかけるというあまり頭を使わない労働をすることである。
頭を使わない労働は罪である。せっかく頭脳を頂いたのだから、知的労働をするのが、望ましい。”
今日は予告通り、”口コミ”を広げる次のステップをお教えしちゃいます。
先日の話で、”口コミ”がいかに大事かと言うことが伝わったのではないかと思います。この手法は非常に強力で、大きな力を必要とせずに大きな力を発揮することが出来ます。
しかし、これだけでは”口コミ”は広がっていきません。さらに大きな伝染力を引き出すにはどうするのかということを考えます。従来、”口コミ”は何処においても発生すると言うものではありません。これは、特に特定の状況において発生されるものなのです。
よく考えて見ましょう。
”口コミ”は誰もが感染し、伝染させるものでしょうか?
いいえ、違います。”口コミ”は特におしゃべりな人が大きな伝染者となります。”良くしゃべる人”というのが、本当の”口コミ”の感染源となるのです。常にしゃべることで情報を発信していたい人達が、毎日のように発言することでより効率的に人へ感染させやすくなるのです。
そうです、つまり良くしゃべる人に対して自分の売り込みたいものの文言をインプットする形で感染させれば、伝染力が高まります。著書の中では、”羊飼いの鈴”を誰につけるかという形で表現をしていました。(羊飼いは羊を誘導するために、先頭の羊に鈴をつける。すると先頭を進む鈴が付いた羊を、他の羊が追いかける現象が起きる。)
”羊飼いの鈴”を誰につけるかによって、伝染力が全く代わってくるのです。より大きなレバレッジを利用して、物事を”口コミ”で伝染させるには、感染源の”羊飼いの鈴”を誰につけるかが非常に重要な課題となります。
さあ、早く”口コミ”を蔓延させるための”羊飼いの鈴”をつける人を探しましょう!!
”口コミという伝染病①”もご覧ください。