上司を相手に自分の価値を高める技術 ②


ヤクザ式ビジネスの「かけひき」で絶対に負けない技術


ヤクザ式ビジネスの「かけひき」で絶対に負けない技術
責任をいかに回避するか、上司と部下の駆け引き術 p.155



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向谷匡史氏(ヤクザ式ビジネスの「かけひき」で絶対に負けない技術)曰く、


 ヤクザの親分は、組員に対して、常に「王手、飛車取り」の態度で接してくる。


 例として親分に指示されて仕事をしても、報告せずに仕事を進めるとへそを曲げる。逆に逐一報告すると、「自分の裁量で仕事を進めんかい!!」と機嫌を悪くする。すなわち、報告して進めようが、報告せずに進めようが機嫌を悪くするから、「王手、飛車取り」なのだ。


 そこで、部下たるものしたたかな上司の裏をかきつつ、”保険”をかけなければならない。


 上司への報告の後に、「どうしましょうか?」と指示を仰ぐから上司を不機嫌にさせるのである。上司からしてみると、指示を仰がれたことで部下が責任回避したと思うので、腹が立つ。だから、上司には報告するが、指示は仰がないのが一番の手である。


 「○○しました。この後は××します。」と簡潔に報告することで、「そんな話は聞いていない」というへそ曲げを回避できる。なおかつ、指示を仰がなかったことで上司は指示を出さないが、逆に現在の動きに暗黙の了解を与えたことになるわけである。


 「どうしましょうか?」と指示を仰げば、上司は「君で考えなさい」と一蹴し、責任は全て部下に降りかかると言う寸法になる。


 仕事はこなすだけがポイントではない、ということを向谷氏はヤクザ世界を通して教えてくれている。


 ヤクザの義理人情の世界では、へまはご法度である。そして、他人のへまが他から降りかかってくるのをいかに未然に防ぐかも、上級ヤクザの心理操作術のひとつである。


 是非、道理が通っていないヤクザ上司にこの手を使って自分の仕事をスムーズに進めてください。きっと同じ仕事をしている同僚よりも高い評価が来ることでしょう。
ヤクザ式ビジネスの「かけひき」で絶対に負けない技術


ヤクザ式ビジネスの「かけひき」で絶対に負けない技術


  部下を思いのままに操作する術②もご覧ください。