ビジョンとは、ほかの人たちに見えないものを見る能力だ
スターバックス成功物語
ビジョンとは、ほかの人たちに見えないものを見る能力だ
p.62
ビジョンの原点を探る。
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ハワード・シュルツ氏(スターバックス成功物語)曰く、
”イタリアのエスプレッソ・バーを見ているうちに私は築いた。スターバックスは大事なことを見逃していたのだ。極めて重要な問題だ!と私は思った。顧客との絆を見逃している。コーヒーを愛する人々とのつながりを、自分で豆を挽いてコーヒーを入れる家庭との連携だけにとどめてはならない。スターバックスはまずコーヒー・スタンドで、コーヒーのロマンスとミステリーを人々に開放すべきなのである。”
”顧客との絆を見逃している。”
すばらしい一言です。顧客との継続的関係(カスタマー・リレーションシップ)を築く上では非常に重要な概念を述べられていると思います。多分ハワード社長は今までは、コーヒーを一回だけ売る売り切り商売の概念をコーヒーに持っていたのでしょう。
しかし、この気づきがあった瞬間からコーヒーを軸とした顧客とのリレーションを築き、最終的にリテンション(固定客)を築く更に深いサービスの提供を考えられたのでしょう。リテンション構築へのパラダイム変換こそが、今までの喫茶店と一線を隔しスターバックスを大きく飛躍させた原動力なのでしょう。
何度考えてもすばらしいです。
たった一つのコーヒーの豆でここまでのビジネスを築いた彼、この本からは多くのものを学びました。
そして、何よりも一番大きな影響を受けたのがビジネス感です。
ビジネスは豆で築けます。
ビジネスはお客が築くものです。
ビジネスはサービスがものを言うのです。
そして、そのビジネスのビジョンを築くのがリーダーの仕事なのです。
” お客様に対して生活の提案をせよ ”もご覧ください。