民事再生法とM&Aとデット・エクイティ・スワップ
ビジュアルde入門 M&Aがわかる―新しい時代の経営手法!! (実日ビジネス)
民事再生法に基づき破綻した場合、破綻先が株式会社の場合、再生計画に基づいて原資をすることが可能です。 p.92
ようやく予定されていたM&Aの話に行きます。
仲野昭氏曰く、”破綻企業が株式会社の場合、再生計画にもとづいて原資をすることが可能です。
和議手続きにおいては、事実上減資することが困難でしたが、減資が容易になったことで、100%減資をした後で債権者に対して新株を発行し、それを債権と交換するというデット・エクイティ・スワップも可能です。
このデット・エクイティ・スワップは、いわば債権者による企業買収に相当します。”
これはいいですね。もともと債権者は会社が破綻してしまえば、債務放棄せざるを得ませんでした。ただの泣き寝入り状態ですね。
それが、民事再生法適応後に減資し、その後デット・エクイティ・スワップで新株を引き受けることが出来るとなれば万々歳。死んだわが子が生き返ったのと同じことですから。しかも、より強靭になって。
生き返ったりなんだのって、ドラゴンボールの世界ですね。。。
しかし、債務は保護されるのに株式は保護されないとはね・・・銀行は優遇されるのに、株主は優遇されないということですね。株式投資って本当に有利なんですかね??結構リスクはしょっているのにね。
”社長業はタレント業だ”もご覧ください。