粉飾しよう


粉飾バンザイ!―税理士は教えてくれない!「決算」&「会計」の裏ワザ!
粉飾バンザイ!―税理士は教えてくれない!「決算」&「会計」の裏ワザ!
 

要するに税理士さんは分かっていない!!

p.40

 今日からは新しい本に移りました。

 思ったよりも前回の本で、会計には詳しくなりました。仕事でも公認会計士と直接話す機会がありましたが、全く怖気づに話せるようになりました。面白いものですね、たった一冊の本を読んだだけである程度は相手の仕事内容が分かってきちゃうんですから。無論、細部に渡って理解しているわけじゃないですけど、少なくとも彼らの役割が良く分かるようになったためそれ以上のアドバイスを彼らに求める必要がなくなったんでしょうね

 たとえば、節税方法や資産勘定の方法を聞くのは非常に大事なのでしょうが会社の戦略立案まで事細かに聞いてもたいしたアドバイスは帰ってないと言うことが分かりました。まあ、そんなものでしょうね。

 この本は前回の本から比べて読みやすくて、すぐ終わりそうです。この本の中で面白いフレーズがありました。

 大企業にとっては決算書類は誰のために作成しているのでしょうか?

答え. 第一義的には株主・投資家の為に作成しているのです。

 

 では、中小企業は決算書類は誰のために作成しているのでしょうか?

答え. 
 中小企業の決算書は株主のためでもなく、税務署のためでもありません。それは、銀行の為に作成しているのです。結局中小企業の株主は社長自らの場合がほとんどであるから、株主のためではありません。また、赤字になったりした場合は税務署はほとんど税金を取れないため、税務署にとってもほとんど必要ありません。これを突き詰めると、日ごろの運用資金を貸してくれる銀行の為に、中小企業は決算資料を作成しているのです。すなわち、中小企業は運転資金を貸してくれるような決算資料を作成しなさい。赤字でも貸してくれるような決算資料を作りなさい。

とどのつまり、

粉飾してでも黒字決算資料を作りなさい!!!!

と彼は言っています。


しかし、元銀行マンであり現在は税務署で働いているだけのことはあります。粉飾した後、その粉飾を元に戻すことをまでを考えた上で資料を作成しなさいとも言っております。

 さすが、プロは言うことが違いますね。

 後何冊かこの本の作者の本が出ているので、読んでみたいと思います。

 明日は、決算書の読みこなし方についてお話します。

※このブログは決して、粉飾を助長しているわけではありません。

あなたは粉飾決算は誰のためにやっているかを知っていますか?