理解してから理解される


7つの習慣-成功には原則があった!
7つの習慣-成功には原則があった!
「理解してから理解される」ことには、大きなパラダイム(自分の持っている現実)転換が必要である。話をしているとき、ほとんどの人は、理解しようとして聞いているのではなく、答えようとして聞いているのだ。話しているか、話す準備をしているか、二つに一つである。聞いている話を全て、自分のパラダイムというフィルターを通して、自分の自叙伝を相手の生活に移しているだけである。p.354

 今日は7つの習慣の5つ目の習慣を習得する旅です。

 コヴィー氏曰く、まず理解しようとすることこそ、人生のあらゆる場面に作用する正しい原則である。それは、普遍にして共通の原則であるが、最も顕著に表れるのは人間関係においてである、と述べている。すなわち人の言いたいことを聞き入れて理解することから始めることにより、信頼残高が増えていきそれが蓄積されることで相手が自分を理解してくれようとすると言うのです。

 これにもう一つの考え方として、「豊かさマインド」「欠乏マインド」という考え方を披露していました。

 欠乏マインドとは人生を一個のパイと見て、他の人が大きな一切れを取ると、自分の取り分が減ると考える。それは、人生をゼロ・サム・ゲーム(一方のプラスが他方のマイナスになり、両方の得点の総和が必ずゼロになるゲーム)と見るパラダイムである。このパラダイムを持っている人は、すなわち人に与えることは自分の取り分が減ると考えてしまうそうである。このパラダイムから抜け出し、他人に与えても自分の取り分は減るどころか逆に増えるという考え方、すなわち豊かさマインドを持たなければ人を心から理解することができないと言うのです。逆に欠乏マインドしか持ち合わせていない人は、チームプレーすら出来ないというのです。

 人を理解する最も重要なポイントは自制することだそうです。他人はコントロールできないが、自分はコントロールできるのです。逆に自分すらコントロール出来ない人は、自分もコントロールする事ができない。言い換えると自分が他人を理解しようとコントロールできなければ、相手に自分を理解するようコントロールすることは不可能だと言うことです。
 自分をコントロールし時間をかけていれば、相互理解は必ず深まり、その先には究極的な相互依存が存在するというのです。

 先に相手を理解するこれが、自分を理解される最短距離であるという結論に至るわけです。

 実はこの本を読んで以来、私は以前から苦手だった人ともそれなりに少しずつ話せるようになってきました。前はもっと斜に構えていた自分が正面をむいて相手の話を聞けるようになったのです。この状態がまさしくコヴィー氏の言う豊かさマインドに辿り着きつつある証拠なのかもしれません。
 
 今日は第5の習慣、理解してから理解されるというのを習得する旅でした。

 たった、一冊の本でここまで自分が変わっていくのを実感できて本当に楽しい毎日です。偉大なるメンターに出会えて本当に良かったと心から感謝しています。

あなたのマインドは豊かさマインドですか、それとも欠乏マインドですか?