相乗効果を発揮する


内藤忍の資産設計塾―あなたの人生目標をかなえる新・資産三分法
内藤忍の資産設計塾―あなたの人生目標をかなえる新・資産三分法
金融商品のもつ5つのリスク。価格リスク、金利リスク、為替リスク、信用リスク、流動性リスク。p.65

 最近自分はペーパーアセットに対する知識が低いので、そちらに多少力を入れてみようと思い上の本を読みはじめ、ペーパーアセットに対する見識を深めるたびに出ました。

 この本は1・2章で資産運用の考え方とそれぞれの金融商品の紹介を行っておりました。どれもいままで読んできた本の焼き直しのようなものでまったく目新しさがありません。退屈に読んでいたら、やたらと投資信託(ファンド)を持ち上げているじゃありませんか。
 確かに私はペーパーアセットについては、多少疎いがファンドに手を染めるほど落ちちゃいませんぜ。やたら株の個別銘柄買いを危険扱いし、アクティブ運用はファンドマネージャーに任せなさい。そうすれば、あなたはリスクをファンドマネージャーにお金を払うことで、回避できますよというじゃありませんか。
 しまいにゃ、自分ところの中国投信なんぞを持ち出してきて売り込んで来る始末。信じられませんね。平気で利回り1.2〜1.5%のファンドがお勧めだと言うのですから。

 どうも、まえがきのところで株の自動売買でラクラク儲ける方法(カブドットコム)株の自動売買でラクラク儲ける方法新版 株で1億円作る!(仁科剛平)新版 株で1億円作る!を切り捨てているなと不思議がっていたんですがこういうことですか。マネックス証券の営業本を高いお金を払って買ってしまったようです。ハ〜

 褒めるところも少ないのですが、数少ない新しい言葉を紹介します。個人投資家ファンドマネージャーに有利な点は決算時期が無いことだそうです。ファンドは4半期で決算をするそうなので、ファンドマネージャー個人投資家からケチが入りそうな銘柄を売り、評判が良い銘柄(リターンが帰ってこないことを知りつつ)を導入するそうです。そのことをウィンドウドレッシング(Window Dressing)と呼ぶそうです。4半期決算直前は意味もなくこういった売買が行われるんですね。2000あると言われているファンドの相当数がそういったことをするのかと思うと、結構その次期の逆張りトレーディングはありかもしれませんね。

 まあ、最近ファンドに唯一手を出してもいいなと思っているのは日経平均ETF空売りすることくらいですかね。後のは、レバレッジが低すぎで、しかもローリターンで自分の資産が死んでしまいますからね。

 でも、ETF空売りなんて存在するんですかね